労働時間を適正に把握しましょう~このような取り扱いは労働基準法違反です~
2024.12.20
最新の労務関連情報
厚生労働省から、労働時間を適正に把握し正しく賃金を支払うことについてのリーフレットが公表されました。
労働時間の考え方のポイントや、労働基準法違反となってしまう取り扱いの例がまとめられています。
まず、労働時間とは使用者の指揮命令下に置かれている時間のことをいいます。
労働時間に該当するかどうかは、労働契約や就業規則などの定めによって決定されるのではなく、
客観的に労働者の行為が使用者から義務付けられたものといえるかどうか等によって判断されます。
また、以下のような取り扱いは労働基準法違反となってしまうためすることが出来ません。
加えて、使用者には労働時間を適正に把握する責務があるため、以下の措置を講ずる必要があります。
正しい処理を怠ったために発生した未払い賃金を後になって請求されると、
結果として、解決までに多大な時間や労力といったコストを要することにもつながりかねません。
そのような事態を防ぐためにも、経営者の方もしくは給与計算担当者の方などにおいては、
労働時間の基本的な考え方について事前にしっかり把握しておくことが大切です。
【引用】
厚生労働省 労働時間を適正に把握し 正しく賃金を支払いましょう