退職代行サービスの利用状況について

2024.10.18

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最近は退職代行サービスという言葉を耳にする機会が増えたという方も多いのではないでしょうか。退職代行サービスの利用者は増加傾向にあり、対応に苦慮している会社も少なくありません。
10月3日、株式会社マイナビは2023年6月以降の直近1年間に転職した人と、2024年1~7月に中途採用を行った企業の人事担当者に実施した「退職代行サービスに関する調査レポート(企業・個人)」を発表しました。本記事では、上記のレポートを基に退職代行サービスの利用状況についてご紹介します。


【退職代行サービス利用率】
2023年6月以降に転職した人で退職代行サービスを利用した割合は16.6%となりました。年代別に見ると20代が18.6%と最も高く、年代が上がるにつれて利用率は低くなる傾向にあります。
職種別に見ると「営業」が25.9%と最も多く、「クリエイター・エンジニア」が18.8%、「企画・経営・管理・事務」が17.3%と続いています。

自社で退職代行サービスを利用した人がいた企業割合の推移を見ると、2019年以前の15.7%から年々増加し、2024年上半期には23.2%となっています。
自社で退職代行サービスを利用した人がいた企業割合を業種別に見ると、「金融・保険・コンサルティング」が31.4%で最も高く、「IT・通信・インターネット」が29.8%、 「メーカー」が25.4%と続きました。


【退職代行サービスの利用理由】
退職代行サービスを利用した理由は、「退職を引き留められた(引き留められそうだ)から」が40.7%で最も高く、「自分から退職を言い出せる環境でないから」が32.4%、「退職を伝えた後トラブルになりそうだから」が23.7%と続きました。


従業員が退職代行サービスを利用した場合、業務の引継ぎや後任の確保等を十分に行えないまま退職することになってしまい、会社にとっても悪影響が出るリスクが大いにあります。上司と部下・同僚同士でのコミュニケーションを密接に行い、信頼関係を積み上げていくことによる良好な職場環境作りが、そのような事態を防止するために最も重要となります。

引用:退職代行サービスに関する調査レポート(2024年) | マイナビキャリアリサーチLab (mynavi.jp)