2024年度より両立支援等助成金が拡充され使いやすくなりました

2025.01.24

法改正情報

両立支援助成金とは、仕事と育児・介護等が両立できる職場環境づくりを支援する事業主に対する助成金で、取り組み内容によって様々な支援コースが用意されています。
例えば、男性の育児休業取得を促進する取り組みについては「出生時両立支援コース」、
仕事と介護の両立支援については「介護離職防止支援コース」など、現在6つのコースがあります。
今回制度が拡充されたのは、その中の「育休中等業務代替支援コース」と「出生時両立支援コース」です。

まず育休中等業務代替支援コースとは、育休中や時短勤務中の方の業務を代替する周囲の従業員に
手当を支給したり、育休取得者の代替要員を雇入れたりした場合に助成が受けられる制度です。
こちらについては、以下のような点が見直されました。





次に出生時両立支援コースとは、男性の育児休業や育児目的休暇の取得促進に対する制度で、
男性が育児休業を取りやすい雇用環境や業務体制の整備を行い、
男性従業員が育児休業を取得した場合に支援が受けられるものです。

こちらのコースの第1種では、男性が育児休業を取得しやすい環境整備等に取り組み、
連続5日間以上の育児休業を取得した男性労働者が出た場合に、
第2種では、3事業年度以内に育児休業取得率の数値(%)が30ポイント以上上昇、
もしくは一定の場合に2年連続70%以上となった場合がそれぞれ対象になります。
こちらについては以下の点が見直されました。




育児や介護のために休業等をせざるを得ない従業員も職場に復帰しやすい環境づくりは、
雇用の安定にもつながることから重要であるといえます。
リーフレットには企業の活用例も記載されているので、ぜひこの機会にくわしくチェックしてみてはいかがでしょうか。




【引用】
厚生労働省リーフレット 令和6(2024)年度 両立支援等助成金が拡充され使いやすくなりました!(https://www.mhlw.go.jp/content/001356071.pdf)

【参考】
厚生労働省ホームページ 両立支援等助成金(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/shokuba_kosodate/ryouritsu01/index.html)